建物・設備

不動産業向け 建物点検チェックシート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月23日 / 全8項目

建物点検チェックシートは、管理している物件を定期的に見て回り、状態を残す表です。

法定点検が「決められた設備を専門の業者が見る」ものであるのに対して、巡回による点検は「建物全体を管理会社が見る」ものです。法令で義務づけられているわけではありませんが、多くの管理会社が定期的に行っています。

このテンプレートは、見る場所を並べたうえで、対応が必要なものを次につなげる形にしたものです。

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ファイル形式

このテンプレートは誰向けですか

  • 定期巡回の内容を記録に残したい方
  • 放置物や不具合の経過を追いたい方
  • オーナーへの提案の材料を集めたい方

どのような場面で使いますか

月1回程度、清掃の日に合わせて巡回します。台風や大雨のあとは臨時に行う形が広く使われています。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 分類
  • 確認する箇所
  • 判定
  • 状態・気づいたこと
  • 写真
  • 対応
  • 対応区分
  • 期限・報告日

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

建物点検チェックシート.xlsx — 記入例の一部
建物点検チェックシート 【記入例】
管理会社株式会社○○不動産
物件名○○ハイツ(物件番号 K-018)
No分類確認する箇所判定状態・気づいたこと写真対応対応区分期限・報告日
1外構・外観外壁(南面)2階窓下にひび割れ(幅1mm程度)。前回より変化なしP-01経過を観察。次回も同じ角度で撮影経過観察2026/9/17
2外構・外観駐輪場放置と思われる自転車が2台(前回から継続)P-02注意書きを掲示。1か月後に処分の案内その場で対応2026/9/20
3共用部階段・手すり緩みなし。塗装の剥がれもなし
4共用部共用灯(1階廊下)×2か所が不点灯P-03その場でLED電球に交換その場で対応2026/8/20
説明記入用記入例A4印刷用

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ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 14 KB
更新日2026年8月23日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。管理会社・物件名・点検日などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

建物点検で見る場所

建物点検で見る場所は、次の5つに分かれます。

分類見るところ
外構・外観外壁のひび、雨だれ、塀、駐車場・駐輪場、植栽
共用部階段、廊下、手すり、共用灯、集合ポスト
設備給水設備、排水、消防設備の外観、宅配ボックス
清掃・ごみごみ置場、清掃の状態、放置物
防犯・安全オートロック、防犯カメラ、照明の明るさ、掲示物

放置物の欄を必ず持たせます。共用部への私物の放置は、避難の妨げになるだけでなく、放っておくと増えていきます。

巡回の頻度をどう決めるか

巡回の頻度は、物件の規模と管理の形態によって変わります。

一般には、次の形をとっている会社が多くあります。

  1. 月1回を基本とする
  2. 清掃の日に合わせて行う
  3. 台風や大雨のあとは、臨時に行う

ポイントはここです。3つ目を運用に入れておくと、被害の発見が早くなります。屋根や外壁の被害は、次の雨で室内への漏水につながることがあります。

見つけたものを次につなげる

点検で見つけたものは、対応を決めないと記録だけが残ります。実務では、次の形にしている会社が多くあります。

  • その場で直せるもの(電球の交換、放置物の注意書き)は、その日に対応する
  • 業者の手配が必要なものは、見積りの依頼日を記録に残す
  • オーナーの判断が必要なものは、報告の日と回答の日を残す

3つ目は時間がかかります。月次の報告書に載せて判断を仰ぐ形にすると、決まるまでの経過が残ります。

写真を残す

点検の記録は、写真とセットにすると伝わり方が変わります。

一般には、次の形にしている会社が多くあります。

  • 気になった箇所は、必ず写真を撮る
  • 写真に番号を振り、チェックシートの行と対応させる
  • 経過を見る箇所は、毎回同じ角度で撮る

3つ目があると、ひび割れが広がっているかどうかが分かります。オーナーへ修繕を提案するときの材料にもなります。

巡回点検をオーナーへの報告につなげる

巡回点検の記録は、オーナーへの月次報告の中身になります。

管理料を払っているオーナーにとって、管理会社が何をしているかは見えにくい部分です。巡回の記録と写真を添えると、行っていることが伝わります。

実務では、次の形にしている会社が多くあります。

  • 月次報告に、巡回の実施日と主な指摘を載せる
  • 写真は2枚から3枚に絞り、直したものを中心に選ぶ
  • 費用が必要な指摘は、見積りを添えて提案する

2つ目がポイントです。問題ばかりを並べると、管理が行き届いていない印象になります。直した結果まで見せる形にすると、報告の意味が変わります。

よくある質問

法定点検とは別に必要ですか。

法定点検は対象の設備を専門の業者が見るもの、巡回点検は建物全体を管理会社が見るものです。目的が違うため、両方を行っている会社が多くあります。

入居者から指摘のあった箇所はどう扱いますか。

巡回の際に確認し、状態を記録に残す形が扱いやすくなります。指摘の受付日と、確認した日を両方書いておくと、対応にかかった時間が分かります。

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