契約・重要事項

不動産業向け 賃貸借契約チェックリスト

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月23日 / 全7項目

賃貸借契約チェックリストは、契約を結ぶ前に確認する項目をまとめた表です。

賃貸借契約は、金額と期間だけでなく、更新のしかた、解約の予告期間、原状回復の範囲といった条件が後からのトラブルにつながります。契約書に書かれているかどうかを、締結の前に確かめる形が確実です。

このテンプレートは、確認する項目を並べ、当事者への説明が済んだかまで残せる形にしたものです。

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ファイル形式

このテンプレートは誰向けですか

  • 契約書の記載漏れを締結前に確かめたい方
  • 定期借家の手順を確実に踏みたい方
  • 原状回復の範囲を契約時に決めておきたい方

どのような場面で使いますか

契約書の案ができた時点で確認します。説明が済んだかどうかまで残すと、当日の抜けを防げます。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 分類
  • 確認する事項
  • 契約書への記載
  • 内容
  • 説明済
  • 確認日
  • 担当

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

賃貸借契約チェックリスト.xlsx — 記入例の一部
賃貸借契約チェックリスト 【記入例】
商号・名称株式会社○○不動産
物件番号R-2026-201
No分類確認する事項契約書 への記載内容説明 済確認日担当
1契約の種類普通借家か定期借家か普通借家契約(2年)2026/8/28石田
2当事者貸主・借主・同居人の特定貸主 中西 佳代/借主 大山 翔太/同居人なし2026/8/28石田
3金銭賃料・共益費・支払期日・支払方法賃料92,000円/共益費5,000円/毎月27日に口座振替2026/8/28石田
4金銭敷金・礼金・更新料の額と扱い敷金1か月/礼金1か月/更新料は新賃料の1か月2026/8/28石田
説明記入用記入例A4印刷用

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ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 14 KB
更新日2026年8月23日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。商号・名称・物件番号・借主などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

賃貸借契約で確認する項目

賃貸借契約で確認する項目は、次の6つに分かれます。

分類主な内容
契約の種類普通借家か定期借家か
当事者と物件貸主、借主、同居人、物件の特定
金銭賃料、共益費、敷金、礼金、更新料、支払方法
期間契約期間、更新の条件、解約の予告期間
使用の条件用途、ペット、楽器、転貸、事務所使用
終了時原状回復の範囲、明渡しの手順、敷金の精算

定期借家かどうかを最初に確認します。定期借家契約は、契約の更新がない旨を書面を交付して説明することが必要で、この手順を欠くと定期借家として成立しません。

原状回復の範囲を先に決めておく

原状回復は、退去時にもっとも争いになりやすい部分です。

国土交通省の原状回復をめぐるトラブルとガイドラインでは、通常の使用による損耗や経年変化は賃貸人の負担とする考え方が示されています。借主の負担となる範囲を特約で定める場合は、その内容を明確にし、借主が認識したうえで合意していることが必要とされています。

実務では、次の形にしている会社が多くあります。

  1. 契約時に、負担の区分を一覧で示す
  2. 入居時の状態を写真で記録し、双方で共有する
  3. 特約がある場合は、その内容を口頭でも説明する

ポイントはここです。2つ目があると、退去時に「元からあった傷かどうか」の話がすぐ決まります。

保証と連帯保証人

賃貸借契約では、家賃債務保証会社を利用する形が広く使われています。連帯保証人を立てる場合は、極度額の定めが必要になります。

民法の改正により、個人が保証人となる根保証契約では、極度額を定めなければ効力を生じないとされています。連帯保証人を立てる契約では、この定めがあるかを確認する形になります。

保証会社を利用する場合も、次の点を確認しておくと安全です。

  • 保証の範囲(賃料のみか、原状回復費用を含むか)
  • 更新時の保証料の扱い
  • 保証会社の審査の結果と有効期間

説明と交付の記録

賃貸借契約でも、重要事項説明が必要になります。定期借家契約の場合は、これに加えて契約の更新がない旨の説明が必要です。

実務では、次の記録を残している会社が多くあります。

  • 重要事項説明の日時と取引士の氏名
  • 定期借家の事前説明書の交付日
  • 契約書の交付日と署名の日

定期借家の事前説明は、契約書とは別の書面で行うこととされています。契約書と一体になっていると、有効性が問題になることがあります。

よくある質問

定期借家の説明はいつ行いますか。

契約を締結するまでの間に、契約の更新がなく期間の満了により終了する旨を記載した書面を交付して説明することとされています。契約書とは別の書面で行う形が確実です。

原状回復の特約はどこまで定められますか。

通常の使用による損耗を借主の負担とする特約は、内容が明確で、借主がその意味を理解して合意している必要があるとされています。範囲があいまいな特約は、後から争いになりやすくなります。

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