不動産業向け サブリースの重要事項説明書
サブリースの重要事項説明書は、オーナーから物件を借り上げて転貸する契約を結ぶ前に、オーナーへ説明する文書です。
サブリースで問題になってきたのは、家賃が保証されると受け取られたことです。実際には、契約に基づいて家賃が減額される場合があります。この点の説明が法律で求められるようになりました。
このテンプレートは、家賃の減額の可能性を独立した項目として先に置き、そのうえで契約条件を並べる形にしています。
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このテンプレートは誰向けですか
- 不動産業で契約・重要事項の書類を作成している方
- 担当になったばかりで、まず使える様式が欲しい方
- 今使っている様式を見直す参考にしたい方
どのような場面で使いますか
契約・重要事項の場面で使います。Wordで自社の内容に書き換えて使います。記入用・記入例・説明の3部が1つのファイルに入っているので、使うときは記入用だけを残してください。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 対象物件
- 説明日
- 説明者
- 1 特定転貸事業者
- 商号
- 登録番号
- 所在地
- 代表者
- 業務管理者
- 連絡先
- 2 対象となる賃貸住宅
- 名称
- 構造・規模
- 築年
- 3 お支払いする家賃
- 4 家賃が減額される場合について
- 5 契約期間及び更新
- 契約期間
- 更新
- 契約の種類
- 6 契約の解除・解約
- 7 維持保全の内容と分担
- 8 賃貸人にご負担いただく費用
- 9 転貸の条件
文書のプレビュー
実際のファイルの記入例ページです。
| 特定賃貸借契約 重要事項説明書 【記入例】 | |
| 対象物件 | ○○アパート(全8戸) |
| 説明日 | 令和8年4月20日 |
| 説明者 | ○○ ○○(業務管理者) |
| 前文 | この書面は、賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律に基づき、特定賃貸借契約を締結するまでの間に、賃貸人となろうとする方… |
| 見出し | 内容 |
| 1 特定転貸事業者 | |
| 2 対象となる賃貸住宅 | |
| 3 お支払いする家賃 | 項目・内容 |
| 4 家賃が減額される場合について | 本契約の家賃は、契約期間中、常に一定であることを保証するものではありません。次の場合には、当社から家賃の減額… |
ファイル形式
| 形式 | Word(.docx) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Word 2016以降 / Googleドキュメント / LibreOffice Writer |
| 用紙 | A4縦・余白20mmで設定済み |
| 構成 | 本文 / 記入例 / 説明 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Word 約 10 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 記入例と説明のページを削除します。ファイルの2ページ目以降が見本と説明です。使うときは1枚目だけを残してください。
- 枠で囲った基本情報を埋めます。事業所名・日付・作成者を先に入れておくと、後から版を追えます。
- 本文の「○○」を自社の内容に置き換えます。置き換え漏れがないか、保存前に「○」で検索してください。
- 自社に無い条や項目は、まるごと削除します。実態と違う条文を残すと、そこを指摘されます。
- 日付と署名欄を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
カスタマイズ方法
- 条や項目の追加・削除は自由です。保護はかけていないため、自社の運用に合わせて書き換えられます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーに足してください。用紙はA4縦・余白20mmで設定してあります。
- 条番号を足し引きしたときは、本文中の「第○条に定める」という引用がずれていないかを確認してください。
利用上の注意
- 賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律は、特定転貸事業者に対し、特定賃貸借契約の締結前に、家賃の減額の可能性を含む重要事項について書面を交付して説明することを求めています。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
サブリースの重要事項説明書に書く事項
サブリースの重要事項説明書に書く事項は、次のとおりです。
| 書くこと | 注意 |
|---|---|
| 事業者の情報 | 商号・登録番号 |
| 対象の物件 | — |
| 家賃と支払期日 | 免責期間も |
| 家賃の減額の可能性 | 独立して説明する |
| 契約期間と更新 | — |
| 解除の条件 | 借地借家法の適用 |
| 維持保全の内容と分担 | 誰がどこまで |
| 費用の負担 | オーナー負担分 |
家賃の減額の可能性を、先に説明する
サブリースの説明で最も重要なのは、家賃が減額される場合があることです。 契約書に書いてあるだけでは足りず、説明の中で明確に伝えることが求められます。
減額される場面を具体的に書いてください。近隣の相場が下がったとき、経済事情が変わったとき、契約に定めた見直しの時期が来たとき。この3つが典型です。
「家賃保証」「空室保証」という言葉だけを使わないでください。減額の可能性とセットで説明しないと、誤解を招く表示になります。
契約の終了も、正しく説明する
サブリース契約には借地借家法が適用されるため、事業者側から解約する場合と、オーナー側から解約する場合で、条件が違います。
オーナーから更新を拒絶するには、正当の事由が必要になります。この点を説明していないと、後から「いつでも解約できると思っていた」となります。
免責期間(契約開始から家賃が支払われない期間)がある場合は、その期間と理由も書いてください。数か月の免責を設ける契約があります。