不動産業向け 出勤簿テンプレート
出勤簿は、実際に何時から何時まで働いたかを残す書類です。
不動産の営業では、内見の案内で外に出ている時間が長くなります。事務所の打刻だけを見ていると、直行直帰の日の記録が残らない形になります。
このテンプレートは、直行直帰の区分を持たせ、外出の行き先と戻りの時刻を備考に書ける形にしたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 直行直帰の日の記録が空欄になっている方
- 事業場外みなしの対象日を分けたい方
- 繁忙期の時間外を月ごとに見たい方
どのような場面で使いますか
1人1か月で1枚。毎日の始業・終業を書き、月末に合計を賃金台帳へ転記する形です。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 日付
- 曜日
- 区分
- 始業
- 終業
- 休憩(h:mm)
- 労働時間
- うち時間外
- 確認
- 備考(訪問先・外出の時間帯)
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 出勤簿 【記入例】 | |||||||||
| 商号 / 事務所 | ○○不動産株式会社 本店 | ||||||||
| 年月 | 2026年8月 | ||||||||
| 日付 | 曜日 | 区分 | 始業 | 終業 | 休憩 (h:mm) | 労働時間 | うち 時間外 | 確認 | 備考(訪問先・外出の時間帯) |
| 8/3 | 月 | 出勤 | 9:30 | 19:00 | 1:00 | 8:30 | 0:30 | 印 | 内見2件(13:00〜16:30 □□ハイツほか) |
| 8/4 | 火 | 直行直帰 | 10:00 | 18:30 | 1:00 | 7:30 | 0:00 | 印 | 直行:△△町 戸建て 10:00着/直帰:18:30 ××ハウス発 |
| 8/5 | 水 | 休日 | — | — | — | — | — | — | 定休日 |
| 8/6 | 木 | みなし | — | — | — | 8:00 | 0:00 | 印 | 事業場外みなし(1日外回り)。深夜・休日労働なし |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 14 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。商号 / 事務所・年月・氏名などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- 労働基準法は、賃金台帳に労働日数・労働時間数等を記入することを求めており、その基礎として労働時間を把握しておく必要があります。労働安全衛生法第66条の8の3は、労働時間の状況をタイムカードによる記録等の客観的な方法で把握することを求めています。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
出勤簿に記入する項目
出勤簿に決まった様式はありません。賃金台帳に必要な数字を出せる形であれば、会社ごとの様式でかまわない形になります。
実務では、次の項目を持たせているものが一般的です。
- 日付と曜日
- 区分(出勤・直行直帰・休日・有休・欠勤)
- 始業時刻と終業時刻
- 休憩時間
- 労働時間の合計
- うち時間外・休日・深夜の時間数
ポイントはここです。始業・終業の「時刻」を残すことが、あとからの確認では効いてきます。労働時間の合計だけでは、どの日に何が起きたのかを後から出せません。
直行直帰の日の書き方
直行直帰の日は、事務所の打刻が残りません。
実務では、次の形がとられています。
- 最初の訪問先に着いた時刻を始業とし、最後の訪問先を出た時刻を終業とする
- 訪問先と時刻を、当日中に本人が申告する
- 上長が翌営業日に確認して押印する
直行直帰の日を空欄のままにすると、その日は働いていないことになります。区分を設けておくと、書き忘れに気づけます。
事業場外みなし労働時間制をとっている場合
外回りが中心の営業について、事業場外みなし労働時間制をとっている会社があります。
この制度は、労働時間を算定しがたいときに適用されるものです。携帯電話で随時指示を受けている場合など、算定できると判断されることもあります。
制度をとっている場合も、次の点は残ります。
| 残るもの | 理由 |
|---|---|
| 深夜・休日労働の割増賃金 | みなしの対象外 |
| 労働時間の状況の把握 | 安全衛生の観点から求められる |
| 事業場内で働いた時間 | みなしの対象外として別に数える |
出勤簿の区分に「みなし」を設けておくと、どの日が対象だったかが分かる形になります。
客観的な方法で把握するということ
労働時間の把握は、タイムカードやパソコンの記録など、客観的な方法によることが求められています。
自己申告による方法をとる場合は、実態と合っているかを確認する仕組みが必要とされています。不動産の会社では、次の形が広く使われています。
- 事務所のパソコンのログオン・ログオフの記録を使う
- 勤怠アプリの打刻(位置情報つき)を使う
- 手書きの出勤簿を使い、上長が翌営業日に確認して押印する
内見の予定表と出勤簿を並べて、外出の時間が記録に反映されているかを見ておくと、実態との差が広がりません。
出勤簿の保存
出勤簿は、労働関係に関する重要な書類として保存の対象になります。保存期間は法改正の経過措置が関わるため、最新の取り扱いを所管の労働基準監督署にご確認ください。
月ごとに1枚、人ごとに1ファイルという持ち方にすると、賃金台帳と並べたときに突き合わせがしやすくなります。
繁忙期の時間外を見ておく
不動産の賃貸仲介では、1月から3月にかけて業務が集中します。
この時期の時間外が、営業手当の相当時間を超えているかどうかは、月ごとに見ておく形になります。出勤簿の月計を賃金台帳へ転記するときに、あわせて確かめると手戻りが減ります。
よくある質問
直行直帰の日はどう記録しますか。
最初の訪問先に着いた時刻と、最後の訪問先を出た時刻を本人が申告し、上長が確認する形が広く使われています。訪問先を備考に残しておくと、後から確かめられます。
事業場外みなしをとれば時間の記録は不要ですか。
深夜・休日労働の割増賃金は発生し、労働時間の状況の把握も求められています。記録そのものは残しておく形になります。
内見の移動時間は労働時間ですか。
業務のための移動であれば、労働時間として扱われることが一般的です。実態にもとづく判断となるため、判断に迷う場合は所轄の労働基準監督署にご確認ください。